海外文学の本をお売り頂きました。
恥ずかしながらこの商売をするまでに知らなかった世界的に有名な著者は数知れません。
そして漢字の読み間違いも多く、大仏次郎を「だいぶつじろう」、日夏耿之介を「ひなつあきのすけ」と読んでいたりしていました(^_^;)
そしてよせばいいのに同業者やお客様の前で間違った読み方や、無知を披露して唖然とさせていたのでした。
これらはひとえに私の知識不足が引き起こした悲劇なのですが(いまだに起こっている悲劇)、実はエリアーデもその一人で、その著名を認識するためには数多くの買取りを経なければなりませんでした。最初は幻想文学を書く作家なのかもしれないという認識でしたが、「エリアーデ著作集」などもあることから、もしかしたら批評的活動もされている作家なのかもしれないという認識に変わり、画像の「世界宗教史」に出会ってから「一体何者なんだ」と思って愛読書(?)である集英社世界文学大事典で調べたわけです。
本名はミルチャ・エリアーデ、ルーマニアの宗教学者。
世界文学大事典とウィキペディアの2つから表面的知識を得た後は、宗教学の大家が小説も書いているという印象に変わりました。
もちろんこんな薄っぺらい印象ではありますが、なぜかとっつきにくい感じはしていてプライベートで手に取ることはありませんでした。
しかしこの度、ガルシアマルケスやリョサ、ピチョンなどの馴染みのある作家と共に入ってきたのですから、一気に急接近した感じがします。
とはいえ宗教史は大変そうなので、著作集で興味のある箇所を読んでみようかなという感じです。
この度は本をお売り頂き、ありがとうございました!