ヘーゲル全集をお売りいただきました。
ヘーゲル全集(岩波版)をお売りいただきました。
古本屋になるまでヘーゲルの著作といえば、「精神現象学」くらいしか知りませんでしたが、古本屋がよく扱うこの全集によって数多くの著作があること、「精神の現象学」「大論理学」あたりが人気のある巻であることが徐々にわかってきました(主観を含む)。
それ以外にも「法の哲学」や「哲学史」なんかは単行本にもなっているので身近な気もしますが、「美学」あたりは何が書かれているか想像もできません。
ためしに「美学 3巻上」を少し開いてみると、建築や彫刻について書かれていましたが、こういった評論も書いていたんだと驚かされます。
そんなヘーゲル全集ですが、なんと2019年頃から「知泉書館」でも「ヘーゲル全集」が刊行されているようです。
こちらは岩波版の32冊ではなく、24冊のようで、タイトルも見慣れないものがあります。
私の個人的なヘーゲルとの関わりといえば、平凡社ライブラリー版に挫折した後に買った長谷川訳の「精神現象学」がほぼ10年間積んだままになっているということ以外にないのですが(^_^;)、古本屋活動によって徐々に身近になってきている気がします。長谷川訳も今なら読めるのではないかと淡い期待も少なからずあります。
ヘーゲル全集は知泉書館版も岩波版も、不揃いでも買取りさせていただいておりますので、何かございましたらお気軽にご連絡ください。
この度は本をお売りいただき、ありがとうございました!