身体と精神、またはダンスの本をお売り頂きました。
身体と精神の関係については、思想的なテーマとしても取り上げられることが多い印象です。
いわゆるホルマリン漬けの脳みそが適度な電気信号を送られて現実世界を夢見ているにすぎない問題や、事故等で失ったはずの身体の一部に傷みを感じる問題等、これらは医学的問題のようでもありますが、むしろ思想の側が好んで議論してきたテーマです。
現代の身体に対するイメージというのは、それぞれの部分が組み合ってできた装置ではなくて全体が不可分に組み合わさった出来事、というのが身体のイメージかと思われます。
例えるならば古本屋の棚は一冊一冊の本で構成されていますが、それぞれの本は部分として古本屋を構成しているわけではなく、それら全体が不可分に組み合わさって古本屋という出来事が起こっている…という感じです。
書いていてよくわからなくなってしまいましたが(^_^;)、とにかく身体は不可分な出来事というわけで、確かドゥルーズも「器官なき身体」とか言っていますし、そこには当然「精神」も含まれているはずです。
つまり昼間食べたカレーが脳に適度な刺激を与えて毎日悩んでいた問題をスムーズに解決できたとか、ひさしぶりに運動をしたら新たな視点で物事を見ることができたとか、「精神」が身体によって制御される側面があるはずです。
ですが「精神」とは不気味な現象で、ダイエットのために食事を制御したり、好きな相手のためには自分が犠牲になってもいいという覚悟を持てたり等、身体を支配しているかのような振る舞いさえ見せます…
話が拡散してきた気がしますので、この辺で終わらせて頂きますが(^_^;)、当店では精神や身体について考える本も買取しています。
この度は本をお売りいただき、ありがとうございました!