「のれん会計と減損会計」等をお売り頂きました。
財務、会計の本をお売りいただきました。
財務や会計だけに限りませんが、実務的な内容の本はすぐに値崩れしやすい傾向があります。
それは関係する法律だったり、やりかただったりが変わってしまうからですが、しかし何をもって実務的とするかは難しいです。
かつて古本屋の先輩に、「古本は資料的価値があるかどうかが全てなわけだが、その「資料的価値」を何をもって判断するかは難しい」と言われたことがあります。
言われたあとは衝撃を受けて、うんうんと頷いていたのですが、よく考えるとこの言葉はぼんやりとしすぎていて何もいってないのと同じで、例えば「営業マンは人間的魅力があるかどうかが全て」とかなんかもそう思えますが(^_^;)、聞いていると刺さるシチュエーションというのはあって、私も酒を飲んでいた席で尊敬する先輩の話として聞いていたのですごく刺さったのを覚えています。
それ以降、「古本は資料的価値があるかが全てだからなー」とことあるごとにスタッフに言っているのですが、何度も言っているせいかスタッフは「またか」という顔はしても全く刺さっている気配はなく、やっぱり言葉は何を言うかではなくて誰が言うかなんだなと痛感させられます。それとも最初は刺さったのでしょうか。
ともかく古本は資料的価値が全て、という点からみると、実務的な内容は出版される時の状況に適応した内容なわけですから、何年も価値を持ち続けることが難しいのは明らかです。
ですが本というのは異様なコンテンツで、実務的に見える本でもよく読んでみると全く実務的でなく、なにやら実務を通してその原理を説こうとしているような内容の本も多くあります。実務的に見えていてそうでない本というのがたくさんあるのです。
つまり「その「資料的価値」を何をもって判断するかは難しい」という言葉のごとく、「その「実務的かどうか」は何をもって判断するかも難しい」のです。
そして実務的な内容の本が値崩れしやすいとはいっても程度があり、1年先には確実に値崩れしているのがわかる本もあれば、10年程度は値崩れしないだろうと思われる本もあり、そうなると「値崩れしやすい状況」も明白ではないとなると…。
話がよくわからなくなってしまいましたが(^_^;)、この度お売りいただいた本の中には、10年とはいわないまでも、数年では価値はなくならないと思われる本も多く入っていました。もちろん数年以内に確実に売らなければいけない本もありました。
ですが本をお売りいただくお客様は当然判断できないことも多いと思います。数箱程度であればそのままご依頼いただいても構いませんし、数が多い場合はご連絡いただければお返事いたしますので、お気軽にご連絡ください。
この度は本をお売り頂き、ありがとうございました!