「the end of socialism」他、経済、社会学の洋書をお売りいただきました。
経済、社会学等の洋書をお売りいただきました。
経済の洋書も文学と同じように、お売りいただくことの多いジャンルです。
なぜ翻訳ではなくて洋書なのか、こちらは文学のように「原書でどんな表現なのかを確認したい」という目的というよりも、単純に翻訳される前にそのまま読んでしまおうということのように思います。
かつてお医者さんのところに出張買取に行った際に、医学の原書が多くあったので翻訳は読まないのですかとお聞きしたところ「翻訳を待つよりも原書で読んだ方が早いと思って」とお答えになり、ああそういうこともあるのだなと思ったことがありました。
翻訳を待つよりも原書で読んだほうが早い…医学書ならば鮮度の高いうちにというのはわかりますが、人文系の場合は翻訳の出る見込みがないという場合もあるのかもしれません。
私も若かりし頃に「精神現象学」の英訳ならば少しは何か響くものがあるかもしれないと思って20ページほど読んで挫折した記憶がありますが、人生には私のような専門とは無縁の人間でさえ洋書に立ち向かわなければいけない場面もあるのですから、専門家にとって洋書に立ち向かうことは日常茶飯事なのかもしれません。
古い経済学の洋書は厳しい査定額になる傾向があります。思想、文学は古くてもお値段が付くものは多くありますが、経済や法律は厳しい印象です。
画像のお売りいただいた本は比較的新しめで(10年以上前のものが新しいと言えるのかわかりませんが)、面白いものもたくさんありました。
この度は本をお売り頂き、ありがとうございました!